ホームおきたまの土・水・人あっぱれ!おきたま人おきたま米生産者・小黒耕作さん

おきたまの土・水・人

全国の人に、ご飯のおいしさを知ってもらいたいですね。川西町/おきたま米生産者 後藤昌弘さん

「一説によると、山形県民はほぼ100%が県内産を食べている」。これって普通のことのように思えるけど、米どころで知られる県の人たちでも、他県で採れたお米を買っている人が案外いるのだとか。それだけ山形のお米は、おいしいということなのでしょうね〜。(と軽く自慢)

どんなおかずにも合い、そのままでも、おにぎりにしても幸せオーラを放つ山形のお米。最近は健康志向から玄米の良さも見直されてきて、カオリンも玄米ご飯党。もっちりした食感も、これまた絶品です。今回は水稲の産地、川西町を訪ねました。

おきたま盆地の水と土が育てる、大粒でおいしいお米

取材の日は稲刈り真っ最中の10月上旬。「山形は盆地だな〜」と改めて実感できる山々の連なりと、道路沿いにどこまでも続く黄金色の平野。大自然を舞台にしたロードムービーのワンシーンを感じさせる風景です。

うかがったのは『柳沢山の会』の後藤昌弘さん。結成して約15年。現在は6名のメンバーで、地域からの委託を含めた水稲栽培の仕事を行なっています。

後藤さんの田んぼで栽培しているのは、コシヒカリとはえぬきの2種類。コシヒカリは粘り強く、冷めてもおいしいのが特徴。はえぬきも同様の食味があり、日本穀物検定協会が認定する食味ランキングで、19年連続で特Aを認定された実力派です。

黄金色に輝く田んぼ。この時期限定のゴージャスな風景です。

春〜夏にかけての初々しい稲たち

稲作は4月が仕事始め。優良な種を選別して、苗箱に土を詰め、種蒔き、田んぼに堆肥を散布するなど、料理でいえば肝心な下ごしらえといったところでしょうか。

5月の中旬になると、田んぼに水を入れる「水引き」です。この時期の田んぼは、まさに空の鏡であり、天の楽器。太陽の光、流れる雲、夕焼け色やお月様を映し出し、雨の日にはドロップのリズムを奏でます。そして、新緑の時期が始まる5月の下旬から5月いっぱいは、田植えシーズン。苗の赤ちゃんが、大地の産毛のようにふわふわと風になびき、なんともかわいい光景に。

ここでお仕事もひと段落〜、と思いきや、

「いやいや、ここからの管理が大事なの」と後藤さん。除草剤の散布や草刈り、水の調整。雨が続けば水を減らし、天気が続けば水かさを増やし、そのコツは?と聞くと、「静かに、たぷっと、やさしく、だべな。」

これぞ水田。大切に育てた箱入り娘の苗たちを植えていきます。

自家製肥料で循環農業

7月には追肥の作業。コシヒカリとはえぬきは性質が違うので、散布の時期も変えて行なうのだそうです。

後藤さんのところでは、米沢牛の母牛を飼育していて、堆肥に最適といわれる牛糞を使った肥料を作っています。稲藁や籾殻は牛の餌になったり牛舎の敷物に使ったりと、無駄のない循環スタイル。
「自家製でやれているのは、ちょっと自慢なんだ(笑)」と後藤さん。昔は土を耕すための牛や馬もいたそうです。

田んぼの土は水を入れっぱなしでドロドロの状態のままよりも、1回固くすることも大事だそうで、水切り(排水)をしたり、また水を入れたりを繰り返しながら、秋の準備に入ります。

そして、9月中旬からは稲刈りシーズン。まさにたわわに実った稲穂を刈りとっていきます。

お米を籾すり機にかけるのと同時に、籾殻は別のパイプを通って牛舎の敷物用などに分類されます。一石二鳥、後藤家の循環システム!

おいしいお米を作るために大事なことは、

「稲に無理をかけないこと。この辺りは雪も多くて冬の時期がある。その間に土はちゃんと休むことができるんですよ。米が終わったら麦という風に、通年で栽培したりすると、必要以上に負担をかけて痩せてしまう。春夏秋冬がある気候風土がいいんだと思いますよ。」

なるほど、メリハリや休暇が必要なのは、人間も同じですもんね。

「んでも、とーちゃんは休めないのよ(苦笑)」

収穫後は稲を乾燥させて籾すりをして、随時出荷の作業。冬の間も機械の掃除、メンテナンスと続きます。

家族のちからで

先祖代々農業を営み、「自分で7代目か8代目になるかなぁ」という後藤さん。80代のご両親も現役で、後藤さんご夫婦も結婚30周年を迎えました。同じ高校に通って顔見知りだった奥さんと、職場で運命の(?)再会をしたのだそう。

会社員をしながら、休日は作業の手伝いをしている奥さん。ちょうど「この辺りは水芭蕉が咲いたり、川に沢ガニやドジョウがいたときもありましたよ。ちゃんと自然が残っているのがいいところ」。

2012年には牛の飼育を担当している息子さんも結婚し、出逢った方は獣医さん。家族の絆から生まれたお米たち。脱穀したばかりの玄米を見せてもらったら、粒が大きく、ツヤツヤに光っていました。

籾が取れたばかりの、初々しい玄米。「ほら、きれいだべ。」

JAへ出荷されるのを待つ後藤さんのお米。

おきたま米

おきたま米

食味ランキングで「特A」を獲得してきたはえぬきとコシヒカリ、注目のつや姫。
置賜盆地に育まれ、日数をかけて実るので、粒も大きく食味もアップ。
毎日の食卓がワンランク上のおいしさに。

おきたま米の購入はこちら

あっぱれ!おきたま人トップへ