[H01]おかひじき(1kg/バラ詰)
おかひじきは、海岸の砂地で自生する野草の一種で、葉は多肉質で先端が尖っており、見た目が海藻のひじきに似ていることから「おかひじき」という名が付けられたと言われています。別名で「ミルナ(水松菜)」とも呼ばれますが、こちらも海藻の「ミル(海松)」に似ていることから名付けられています。
江戸時代の初期に庄内浜で取れたおかひじきの種が、当時の主要交通路であった最上川を渡って、置賜(おきたま)地域の南陽市に植えられたのが始まりと言われています。現在はJA山形おきたま「おかひじき振興部会」の生産者の皆さんが伝統を引き継いで栽培しています。
おきたま産おかひじきは3月下旬から11月上旬にかけて全国に出荷され、皆さんから愛される地元の伝統野菜となっています。
おかひじきの最大の特長はシャキシャキとした柔らかな食感と癖のない味です。おきたま地域ではサッと湯通ししておひたしや辛し和えで食べられることが多く、他にもサラダや玉子焼きの具として活用したりなど、食卓の彩を豊かにする便利な食材です。
また、栄養価も大変優れており、食物繊維やβカロテン、ビタミンC、ビタミンなど美容と健康に良い栄養素を多く含んでいます。カルシウムやカリウム、マグネシウム、鉄分などのミネラル分も多く、海藻に負けず劣らずの豊かな栄養価となっています。
JA山形おきたま「おかひじき振興部会」のプロの農家さんが播種から収穫、さらには自家採種まで一貫して生産しています。おかひじきは栽培がとても難しい野菜です。水分が足りないと最大の特長であるシャキシャキ食感が失われる一方で、温度と湿度が上がるとベト病などの病気が発生する原因になるためこまめな温度・湿度管理が求められます。また、農薬をほとんど使わずに安定した品質を保つための高度な栽培技術が必要になります。
シャキシャキした柔らかな食感を消費者の皆さんにお届けするため朝のうちに収穫し、お昼までに全てパック詰めしています。また、パック詰めと出荷時に二重の品質チェックを行い、徹底した品質管理を実施しています。
おきたまで長年愛されている調理法「おかひじきの辛し和え」を紹介します。甘口しょうゆと辛しの芳醇な甘みと共にツンとした辛味が癖になり、箸が止まらなくなる一品です。
シャキッとした歯ざわりのビタミン・ミネラルたっぷり野菜
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